雑草とのつきあい方
夏場の庭の草取りほど過酷なものはないですよね。
夢中になって頑張りすぎると、下手すると熱中症になってしまう。
我が家も庭と言っても、猫の額程度なんだけど、梅雨時に雨が降っているからと、草取りしないでいると、背の高い草がワサワサと生えてしまいます。
また、藪枯らしという雑草がいて、コイツが生命力が半端なく、ちょっと油断していると、家の壁とか柵に蔦のように絡みつき、地下茎で増えるので、抜いても抜いても生えてくる。
一度だけ除草剤を撒いたことがありましたが、除草剤や農薬が自然や人体に及ぼす影響を考えて、除草剤を撒くことはやめました。
何か楽して庭を整える方法はないものかと思っていた矢先に、ネットで「雑草と楽しむ庭つくり亅という本を見つけて、まず、この本の帯に「雑草との上手なつきあい方教えます」とあって、興味をそそられました。
雑草とひとくちに言っても、ひとつひとつに名前があって、よく見ると、可愛い花が咲くものがあったり、薬草になるものもあったり、なぜ、そこに生えるのかという意味もあることに気がつきました。
雑草を根こそぎ抜くのではなく、5センチに刈りそろえる、その高さで刈っていると、そのうちに5センチ前後の草しか生えてこなくなると書いてあります。
また、その刈った草を、ゴミとして捨てるのではなく、草堆肥にして庭に戻してあげると、庭の土の栄養バランスが良くなるそうです。
我が家の庭も、一昨年ほど前からこの方法で、雑草を刈り揃えています。
夏場は草の伸びるのが早いけれど、刈り揃えていると、遠目に見ると芝生のようです。
欧米では、管理の大変な芝よりも、自ら生えてきてくれる雑草をグランドカバーにする人が多いのだそうです。