otonatsube’s diary

定年まで後数年、好きな音楽の話を中心に、日々の暮らしを綴っています

病棟のある日

前回のブログで病院が嫌い嫌いと書き過ぎたなと、ちょっと反省。

やっぱり、文章は夜書くもんじゃないですね。

日曜日は仕事だったのですが、退院する患者さんが居なかったので、満床状態で重症の患者さんが多いけれど、看護助手目線でいうと、ベッドメイキングの数が少なくて、検査もないので、比較的ゆったり、患者さんのケアとか出来た日でした。

ナースコールを頻繁に鳴らす患者さんがいらっしゃって、部屋に伺ってみると、「体を起こして」それで、ベッドの上体を上げて、ナースステーションに戻って5分ほどすると、またナースコール、伺うと今度は「寝かせて、体が痛い」それでベッドの上体を下げて、しばらくして、その患者さんの部屋の付近を歩いていると「誰かたすけてー」と叫ぶ声がするので行ってみると、ナースコールのスウィッチをどこかに落として、不安になって泣き叫んでいました。

まぁ、よく病棟あるあるの状態なんですけど、これが夜勤だと看護師の数は少ないし、大変なんですね。

しばらく、その患者さんの部屋にいて、体の向きを変えたり、患者さんの話を聞きながら、痛いところに手を当てたり、泣きじゃくった顔を蒸しタオルで拭いて、冷たいお茶を差し上げたりしていたら、少し落ち着いた様子で「こんなにおいしいお茶を飲んだのはいつぶりだろう」って、おっしゃって頂きました。(給湯器のお茶なんだけどね)

普段忙しい日だったら、看護師に呼び出されて雑用頼まれてしまうのですが、この日はラッキーでした。

このコロナ禍で家族の面会が許されず、辛いときは誰かにそばにいてほしいものですよね。

なんか、私の方が癒されたような…そんな日曜日でした。